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国際ボディーガード協会日本支部 オフィシャルブログ
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ボディーガードマニュアル(第4回)

CCTTプロテクションオフィサー訓練

ボディガード・身辺警護・要人警護・SPを目指す方のための…

“BODYGUARD'S MANUAL”
 presented by CCTT & IBA

今号の目次
・セーフティーゾーンとアクセスコントロール

セーフティーゾーンとアクセスコントロール

ボディーガードは、警備対象者を中心とした、セーフティーゾーン
(セーフゾーンということもある)を確保する必要がある。このゾーンの
大きさは、先に述べたボディーガードの危機管理能力や、その瞬間瞬間の
危険度や環境によって異なってくる。気をつけなくてはならないのは、
このセーフティーゾーンには、決して何も入れない、ということではない。
セキュリティー上及び警備対象者の要望上、このゾーンの境界線を越えて
アクセスさせて(入れて)良いものもあれば、同じく2つの理由から
アクセスさせてはいけないものもある。ボディーガードは、このセーフ
ティーゾーンの境界線で、常にそれを的確に判断し、アクセスをコント
ロールしなくてはならない。

Access Control

本来、「アクセスコントロール」という言葉は、施設警備等で行われる
「出入管理」を指すが、ボディーガードの世界では、このセーフティー
ゾーンへのアクセスを管理する、という意味で使われる。セーフティー
ゾーンは、決して地面に対して「円柱」であってはならない。危険は、
前後左右方向からのみ来るものではなく、上からも下からも来るのである。
事実、群集の中から投げられた石が、警備対象者の上方から落ちてきて
怪我をした、というケースがある。爆発物のトラップ(罠)が地面に埋めて
あることもある。このようなことから、セーフティーゾーンは、警備対象者
を中心とした「球体」でなくてはならない。つまり、ボディーガードは、
前後左右を見るだけではなく、上下方向にも気を配っていなくてはならない
のである。

Safe Zone

人間の目は、横長にできている。これは、地面に対し、水平方向への移動を
楽にするが、垂直方向への移動は若干困難にさせる。つまり、警備中、
ボディーガードは、地面に対し水平方向への目の移動は容易で、左右方向
からの物体の接近は、比較的早く認識出来るが、上下、つまり上からモノが
落ちてきた場合や、足元に置かれた不審物等には気付きづらい特性がある
ということである。
私の知り合いで、クリントン元米国大統領を警護していた、元米国シーク
レットサービス隊員から聞いた話しによると、シークレットサービスの車両
ドライビング訓練では、陸橋の下を通り抜ける際、橋の上から人形が突然
落ちてくるのを素早く回避するトレーニングがあるそうだ。これは、垂直
方向に弱い人間の目の動きと、瞬時の判断力を鍛えるための訓練である。
これは意識的に訓練しないと、そう簡単には身につかない。


次号に続く…


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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)日本代表で、株式会社CCTT代表取締役,
ARMS SECURITY社主席董事の、小山内秀友(おさないひでと)が執筆しております。
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