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ボディーガードマニュアル(第10回)

CCTTプロテクションオフィサー訓練


ボディガード・身辺警護・要人警護・SPを目指す方のための…

“BODYGUARD'S MANUAL”
 presented by CCTT & IBA

今号の目次
・ボディーガードの立ち振舞い

ボディーガードの立ち振舞い

服装同様、ボディーガードの取る一挙手一投足は、常に警備対象者や襲撃
者、周囲の人の目に留まり、様々な影響を及ぼす。次号との連載トピックと
して、ボディーガードの立ち振舞い等について、紹介してみよう。

A)目つき
 「眼力=警備力」?
 よく、四六時中にらみを利かせて警備にあたるボディーガードがいる。
 正直、するどい目つきと警備力とは関係ない。するどい目つきは、
 いかにも、襲撃者や襲撃者となりうる人物たちを威圧しているかのよう
 だが、四六時中これをやっていると、当然目は疲れてしまうし、力の
 入りすぎた目は、一点のみを凝視しやすくなるために、警戒範囲が狭く
 なりかねない。また、周囲の人すべてをにらんでしまうことで、いらぬ
 言いがかりをつけられたり、警備対象者の印象を悪くしてしまうことも
 あるので、十分注意が必要である。警備に慣れていないボディーガード
 ほど、緊張し、見落としのないよう、目に力が入りやすい。正しい不審
 者(物)の見分け方ができるようになり、様々な経験を積んでくると、
 目に力は入れず、周囲の風景を一つの大きな映像として、全体を見る
 ようになる。そうすると、その大きな映像の中で、ふと、スポット
 ライトがあたったように気になる箇所が目にとまるようになる。それが
 ボディーガードにとって、注意すべき,チェックすべきPINsであること
 が多い。車の免許を取って間もない初心者ドライバーは、あらゆる
 ところを見ようとするため、たった1回の運転でも、とても疲れて
 しまう。しかし、慣れてくるに従って、安全に車を運転するのに必要な
 見るべき箇所がわかるようになり、すべてを見ずとも、運転ができる
 ようになる。走りながら、その場その場で必要な部分を、自然と見る
 ようになるのである。これは、ボディーガードの仕事でも同じである。
 最初のうちは、どこを見るべきなのかわからず、すべてをチェック
 しようとするため、ものすごく疲れる。しかし、経験を積んでくる
 うちに、本当に必要な箇所のみ目にとまるようになる。もちろん、
 慣れる=気を抜く、ということではない。無駄な力が抜け、必要な箇所
 に集中できるために、さらに警備力が増すのである。自分の目つきや
 視線を隠すために、サングラスを利用するボディーガードもいる。
 欧米人は、日本人に比べて、瞳の光の吸収率が高いために、サングラス
 をよくかけるが、正直日本人は、欧米人ほどサングラスをかける必要は
 ない。私自身、(種類にもよるが)サングラスをかけることで、逆に
 視界が暗くなったり、視野が狭くなったりし、周囲への観察力が落ちる
 ことを防ぐために、警備中サングラスをかけることはほとんどない。
 サングラスをかける・かけないは人それぞれだが、ボディーガードが
 優先すべきは、ファッションを気にしたり、格好をつけることではなく
 警備対象者の安全確保である。ほんの1パーセントでも、この安全に
 マイナス要因を及ぼす可能性があるようならば、サングラスなどかけ
 ない方が良い。逆に、サングラスをかけることで、まぶしさの中から、
 警備に必要な情報が得られるのであれば、そこにはサングラスをかける
 意味がある。サングラスのみならず、常に自分自身の取る行動に、
 どのような理由や意味、可能性があるのかを考え、それが常に警備に
 プラスになるようにしなくてはならない。サングラスをすべきではない
 環境でサングラスをしていたために、警備対象者が死に至ったのであれ
 ば、それは、完全なボディーガードの警備ミスである。ボディーガード
 の一挙手一投足は、常に警備対象者に影響があることを、忘れてはなら
 ない。見せかけの威圧感や凄み,格好つけなど、本当の脅威の前では
 何の役にも立たない。

次号に続く…


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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)日本代表で、株式会社CCTT代表取締役,
ARMS SECURITY社主席董事の、小山内秀友(おさないひでと)が執筆しております。
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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)並びにイスラエルSITAL INT'L社,
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