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国際ボディーガード協会日本支部 オフィシャルブログ
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ボディーガードマニュアル(第13回)

CCTTイスラエル訓練

ボディガード・身辺警護・要人警護・SPを目指す方のための…

“BODYGUARD'S MANUAL”
 presented by CCTT & IBA

今号の目次
・ポジション&チーム 孱贈如

・ポジション&チーム 孱贈如

いよいよ、ボディーガード特有の「プラスα」のテーマに入っていく。
ボディーガードと言っても、実はその役割(ポジション)やチーム,仕事
内容は様々である。ここでは、より理解しやすくするため、IBA(国際
ボディーガード協会)
の警護方法ではなく、米国シークレットサービス等が
行っている警護方法で紹介する。まずは、最もイメージしやすい「BG」に
ついて説明しよう。これは、ボディーガードの略で「ビージー」と読む。
身辺警護を行う人の総称も「ボディーガード」と呼ぶが、ここでは別の意味
で使用している。「BG」とは、警備対象者の最もそばに位置し、有事の際
他のボディーガードが襲撃者の対応等を行っていても、この人物だけは、
警備対象者のボディーカバー(防御)とイバキュエイト(現場回避)だけ
に専念する。まさに、警備対象者の「ボディー」を「ガード」する役割で
あるため、「BG」と名づけられた。この呼び名は、国や警備会社によって
異なり、統一されていない。「BG」以外には、「OCBG」「AIC」
「チームリーダー」「ディテイルリーダー」などと呼ばれる。これは、この
ポジションにつく人物が、チームのリーダーになることが多いためである。
ここでは、「BG」と呼ぶことにする。BGには多くの役割と責任とがある
が、大きく分けると下記の2つの役割があげられる。

A)警備対象者とのコミュニケーション,警備対象者管理
 警備対象者の最も近くにポジションを取るため、警備対象者とのコミュ
 ニケーションはBGが行う。予定や行き先の変更,警備対象者の要望等
 を聞くことはもちろんのこと、逆に、警備チームの要望を伝えたり、
 セキュリティーについてのアドバイス等を行うこともある。BGは、
 警備チームと警備対象者との間に位置し、身辺警護業務成功要素の一つ
 である「警備対象者の協力」を得るため、コミュニケーションの架け橋
 となる。警備対象者や状況,業務内容等にもよるが、チームの統率や
 警備対象者とのコミュニケーションを円滑に進めるため、BG以外の
 ボディーガードが警備対象者とコミュニケーションを取ることは稀で
 ある。また、コミュニケーション以外にも、警備対象者の健康状態や
 心理状態等の変化を見逃さず、的確な声かけや処置を行う。もちろん、
 有事の際には、敵など相手にせず、まず警備対象者のボディーカバーを
 行い、必要であればすぐにイバキュエイトさせる。身辺警護業務の、
 最大にして最終の目的は、「警備対象者の安全確保」である。
すべての
 ボディーガードのすべての行動は、必ず最後にここにたどり着く。その
 最初の砦でもあり、最後の砦でもあるのがBGなのである。

B)チームの統率,警備業務全体の状況把握,警備計画と警備指令
 BGは、警備対象者に対してのみ仕事を行うポジションではない。
 同時に、警備チーム全体の状況を的確に把握し、チームの警備能力の
 微妙な変化をも見逃さず、的確な警備計画をもとに適切な指令を出して
 チーム全体の統率を図る役割も担うのである。BGはまた、3つの時間
 を超越してあらゆる予測と準備を行う。「過去」「現在」「未来」で
 ある。これまでとってきた警備対象者やチームの行動をもとに、現在
 どのような状況にあるのかを把握し、これから警備対象者がどのような
 行動を取るのか,チームがどのような行動を取るべきなのか,警備対象
 者を取り巻く環境はどのように変化するのか等を考え、これから起こり
 うることに対して準備を行うのである。例えば、警備対象者がホテルを
 チェックアウトし、出発しようとしているのにも関わらず、正面玄関を
 出てから車を用意させたのでは、車が来るまで、警備対象者はそこで
 立って待つことになり、当然その環境は危険なものとなってしまう。
 警備対象者の時間と行動を止めず、すべてをスムーズに進めることは、
 結果的に警備対象者を取り巻く環境を、安全にしていくことにつながる
 のである。

次号に続く…


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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)日本代表で、株式会社CCTT代表取締役,
ARMS SECURITY社主席董事の、小山内秀友(おさないひでと)が執筆しております。
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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)ならびにイスラエルSITAL INT'L社,
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