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ボディーガードマニュアル(第14回)

IBAボディーガード訓練

ボディガード・身辺警護・要人警護・SPを目指す方のための…

“BODYGUARD'S MANUAL”
 presented by CCTT & IBA

今号の目次
・ポジション&チーム◆孱丕釘咫

・ポジション&チーム◆孱丕釘咫

前号で、身辺警護業務上、最初で最後の砦である「BG」の役割について
述べた。今回は、「PES」(ピーイーエス:Personal Escort Section)の
ポジションと役割を紹介しよう。BGも含め、警備対象者の最も近くに位置
し、警備対象者とともに行動するチームを、「PES」や「ディテイル・
チーム」などと呼ぶ。一般の方がイメージしたり、テレビなどでよく目に
するボディーガードは、このPESである。前号で紹介したBGは、この
PESに所属する。大規模な身辺警護業務において、ボディーガードは
通常、警備対象者を中心として3つの警備ゾーンを作る。インナーゾーン
(Inner Zone)
ミドルゾーン(Middle Zone)アウターゾーン(Outer
Zone)
である。例えば、有名歌手をコンサート会場で警備する場合、会場
に入るために、外で列を成して待つオーディエンス(聴衆)は、アウター
ゾーンにいることになる。そして、手荷物検査やチケットチェック等を受け
たオーディエンスは、コンサート会場というミドルゾーンに入る。さらに、
IDを持った関係者や警備対象者の知人など、理由と身元がはっきりとし、
安全が確認された者だけが、警備対象者のいるインナーゾーンへと入って
くる。この、最も警備対象者に近いインナーゾーンにおいて、その中の警備
と、外(ミドルゾーン)との境界でアクセスコントロールを実施する役割を
持つのが、PESである。アウターゾーンでは、通常、監視カメラや、照明
装置等のハードを使いつつ、同時に、ステーショナリーポストと呼ばれる
立哨警備や、ローリングパトロールと呼ばれる巡回警備を活用する。また、
国によっては、必要に応じて、K9(爆発物や麻薬等の探知犬)等を使う
こともある。また、米国の大統領警備レベルになると、アウターゾーンに
おいて、カウンタースナイパーチームを配置し、狙撃に備えることもある。
ミドルゾーンでもまた、ハードとソフトとをバランスよく活用して、警備
にあたる。廊下やロビー,トイレの入口等、会場の各ポイントに監視カメラ
を配置するとともに、制服や私服の警備員を巡回させたり、立哨させて、
会場内の安全を確保する。そして、インナーゾーンとミドルゾーンとの間に
立ち、ミドルゾーンからインナーゾーンへのアクセスの管理を行っている
のが、ボディーガードチームの一つ「PES」である。公的な警備ではもち
ろんのこと、民間の警備業務においても、大規模なイベントや、警備対象者
の危険度,知名度等によっては警備ゾーンを設け、大勢で警備にあたること
がある。

プロテクティブ・ゾーン

PESにつくボディーガードには、相当なスキルと責任感,継続した高度な
訓練が求められる。それは、インナーゾーンこそが、まさに襲撃者が狙う
場所であり、ボディーガードにとって最も危険な場所であるだけではなく、
ここを突破されると、確実に警備対象者を殺すことができてしまうからで
ある。米国シークレットサービスでは、このゾーンを、「死のゾーン」
呼んでいる。最も責任が重く、最も危険なこのゾーンで警備にあたるため
には、相当な訓練と、責任感が必要とされる。しかし、その分「やりがい」
はあり、警備対象者を無事にプロテクトできた、という達成感も味わえる
ポジションである。警備ゾーン(プロテクティブ・ゾーン)については、
また後の号で詳しく紹介したいと思う。

次号に続く…


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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)日本代表で、株式会社CCTT代表取締役,
ARMS SECURITY社主席董事の、小山内秀友(おさないひでと)が執筆しております。
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本記事は、IBA(国際ボディーガード協会)ならびにイスラエルSITAL INT'L社,
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